ごめんなさい は、 フランス語で「désolé(デゾレ)」なのですが、
辞書を見ると、2つ désolé と désoléeと2つあります
これはどうしてでしょうか?
この「désolé」は、申し訳なく思っている状態 を表す形容詞なのです。
フランス語では、形容詞が「男性形」「女性形」と2つあります
よって、
男性が申し訳ないと思っている状態なら、désolé
女性が申し訳ないと思っている状態なら、désolée
でも、発音は同じ。メールなどで、「ごめんね」と書く際は、
女性はeを付けなくてはなりません。
これを文法用語では、「性の一致」と言います
enchanté(オンションテ)(はじめまして)も同じ
女性は、eを付けてenchantée 発音は同じです
これは、「(あなたに会えて)嬉しい状態」を表しているのです
女性の方が、書くときは、ちょっとだけ注意が必要ですね!
男性は、女性が「enchantée」やd「désolée」と言っていたら、
「eが余計に付いているな!」と意識してみてください
とても、よく使われる動詞なので、覚えましょう
まずは、活用を見てみましょう
J'ai ジェ
Tu as トゥ・ア
Il a イ・ラ
Elle a エ・ラ
Nous avons ヌー・ザヴォン
Vous avez ヴー・ザヴェ
Ils ont イル・ゾン
Elles ont エル・ゾン
※太字の部分は、つなげて読みます(リエゾン)
~を持っています
J'ai un stylo(スティロー)私はペンを持っています
J'ai une voiture (ヴォワチュール) 私は車を持っています
J'ai des chiens(シアン) 私は犬を飼っています(持っています)
un(アン) 男性名詞に付く冠詞
une(ユンヌ) 女性名詞に付く冠詞
des(デ)複数名詞に付く冠詞
Vous avez un stylo ? ペンを持っていますか?
または、お店で「ペンは売っていますか?」という際も、この表現になります
Vous avez ~?は旅行の際に、とっても役に立つ表現ですよ!!
フランス王家カペー朝6代目の王ルイ7世…夫にしたら、決して悪い夫ではありません。 残念ながら、ルイ7世とアリエノールとの間には、娘が二人…しかし、イギリスに渡ったアリエノールは、すぐに、男児(ウィリアム)を出産!!そして、のちに、フランスの宿敵となる次男リチャード、三男、四男と順調に男児を生みます…フランス、危うし!!(写真はヘンリー2世 下がエレオノール)
真面目で、大人しくて、神を信じ信仰深く、うるさいことも言わない。
どうでしょう?いいと思いませんか?そして、この時代は、ローマ法皇の言い付けにより、
各国の王は、イスラム教徒と戦うため、十字軍を率いて、中東へ長年行ってしまい、留守。
「亭主元気で留守がいい」そして奥さん天下でした。
しかし、遊び好きのアリエノールは、この安穏として生活に耐えられず、夫が留守の間に、
男性を部屋に引き込み、やりたい放題。さすがの優しいルイ7世も、今度ばかりは許さず、
ついに離婚を口に出してしまいます。「そうですか、じゃあ、さよなら」とあっさりと
アリエノールは離婚を承諾。
それもそのはず、すでに、うら若き19歳の恋人イギリスのプランタジネット家の
ヘンリーがいたのですから…この二人の結婚で、広大な領土の引き継いだ一人娘アリエノールと
若き夫ヘンリーのイギリスの土地が一緒になり、フランスの半分の領土が、イギリス・プランタジネット家のものになってしまったのです…
前回は継母ベルトラートに殺されかかっても生きていたルイ6世の話をしました。
ルイ6世は継母から「肥満小僧」と呼ばれており、イケメンからは程遠い存在。
しかし、そこに10歳年下の妻アデルが現れ、8人の子に恵まれます。
ルイ7世という王位を継ぐ男児にも恵まれ、安泰な日々…
しかし、父になったルイ6世は、息子ルイ7世が可愛いため、とんでもなく欲張ばりに…
そして、大失態をしでかすのであります!
フランス全体の1/3にあたる領土アキテーヌの大領主、ギヨー厶・ド・ポワティエの
一人娘アリエノールを長男ルイ7世の嫁に迎えることに。そうすれは、この広大な領土も王家の物となる!!しかし、この一人娘アリエノール。嫁ぐや否や、宮殿の中でイケメン探しを始め…
夫には見向きもせず、宮殿はスキャンダラス事件でピンク色に染まるのではないか!と噂されるほどに…そんな中、ルイ6世は突然死去。
人妻恋愛大歓迎の妻アリエノールとルイ7世の行くすえはいかに??
アデル・ド・サヴォワ(写真左)は、ルイ6世(写真右)の2番目の妻
フランスとイタリアのピエモンテにまたがるサヴォア公国の娘。
ルイ6世は父フィリップ1世に太りすぎたことを理由に捨てられてしまったベルトの子。
ベルトの後に妻となったベルトラード(プリンセス物語9参照)は前妻ベルトにそっくりの
丸々太ったルイ6世が大嫌いでした。
付けたあだ名は「肥満小僧」…何度殺そうとしても死なないので、挙句、サンドニ寺院にルイ6世を預けてしまいます。ここで知り合ったのが聖職者シュゼール。二人は親友となり、後、ルイ6世は彼に政治顧問を任せます。神聖ローマ帝国(今のドイツ)に攻撃された際、シュゼールの意見で
「オリフラム」(聖なる旗)を掲げ、兵士の愛国心をあおり、みごと勝利!
この妻アデルは23歳の時に、再婚の身である33歳のルイ6世に嫁ぎ、
順調に7男2女をもうけます。(前妻との間に子供ができず離婚しています)
今までになく、浮気や愛人とは無縁な堅実な夫婦…なのですが!!
この二人、フランスを揺るがす大きなミスを1つ犯してしまいます…
それは、また次回のおたのしみ!
CuiCuiは料理、歴史と共に、楽しくフランス語が学べる教室です★
by cuicui
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