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<   2010年 05月 ( 2 )   > この月の画像一覧

前回は、ついに、フィリップ2世(尊厳王)と、イギリス側の末弟ジョンとの
戦いが始まりましたね。フィリップ2世、父ルイ7世の屈辱をはらし、
フランスの領土を取り戻すことができるのでしょうか?

ジョンがフランス側のラマルシュ令嬢との婚約を破ったことを
理由に、フィリップ2世は、ジョンに迫りましたね

「ジョン、ラマルシュ伯爵令嬢を裏切ったのですね。
令嬢は泣いてますよ。かわいそうに…こんな仕打ちはないでしょう?
和解?もちろん、和解できますが、条件があります。大した条件ではありません。
あなた方の母、アリエノールは、もとは、私の父の妻でした。ご存じですね。
アリエノールがもっていた地は、もとは、われわれフランスの領土なのです。
フランスの地、戻して頂けますね」

しかし、ジョンの答えはNO !でした。
さあ、フィリップ2世ジョンの戦いが始まります
今日はそんな中、時代の中でたくましく生きた女性の
お話です。

■ブルターニュ女の魂 コンスタンスの底力■

この時に、微妙な立場の人物がいました。その名は、アルテュール1世
当時、イギリス領であったノルマンディーの隣、ブルターニュを治める人物でした。

このアルテュール1世は、ジョンの兄弟(ヘンリー2世と浮気者アリエノールとの間の子)
1:ヘンリー (若死)
2:リチャード(イングランド王になるも戦死)
3:ジェフリー(急死)
4:ジョン(リチャードの死後、現、イングランド王)
のジェフリーの息子。つまり、ジョンリチャードの甥なのです。

フランスとイギリスは、いつ戦争が起こってもおかしくない仲。
そこで、イギリス側の3男ジェフリーと、今すぐにでも攻めて来そうな
フランス側ブルターニュの一人娘コンスタンスを結婚させ、
婚姻関係を結ぶことで、何とか戦争をふせいできました。
その間に生まれたのが、息子アルテュール1世。父ジェフリーがイギリス人なので、
もちろんアルテュール1世もイギリス人。本来ならば、ジョンの見方になる人物でした。

事件はここからです。
ジェフリーは急死。まだ、コンスタンスは妊娠中。子が授かる前に未亡人になってしまったのです。
コンスタンスは戸惑います…そんなコンスタンスに更に辛い試練が訪れるのです
舅のヘンリー2世に呼ばれ、こう言われます
「コンスタンス、おまえの故郷ブルターニュの地は、本来ならば、お前たちの子供が継承するが、
子はまだ、お腹の中。それでは、どうにもなるまい。ブルターニュの地は、4男のジョンに統治させる!!」

コンスタンスは猛反対。フランス側の土地ブルターニュが、イギリスのジョンに統治されるなんて!
あってはならない!しかし、当時、女性、まして、未亡人で妊婦の力なんてありません。
コンスタンスは涙をのんで、この申し入れを受け入れるしかありませんでした。

しかし、こんなコンスタンスにおしつけがましく迫る人物がいました。リチャードです。
「なんで、ブルターニュをジョンにやるんだ!!!おかしい、おかしすぎる!次男のオレを差し置いて、
なんでジョンにブルターニュをやるんだ!コンスタンス、君からも父に1言、言ってくれ!」

「そんなこと、私に言われても…」

リチャードジョンはブルターニュをめぐって、兄弟喧嘩。
結局、リチャードが勝利し、ブルターニュはリチャードのものになることに決まりました
父ヘンリー2世をも手にかけ、イギリスまでもわがものにしたリチャード
こんな凶暴な相手に勝てるわけがありません。コンスタンスは、生まれてきた幼子の
アルテュール1世とじっと耐えるしかありませんでした。

しかし、イングランド王になったリチャード1世。なんと、ブルターニュをアルテュール1世に譲るというのです。ジョンにやるくらいだったら、甥のアルテュール1世にやった方がいい…
そのうち役に立つかもしれないしな…くらいの気持ちだったのかもしれませんが、
コンスタンスにとっては、思ってもみない出来事でした。ブルターニュが我が息子のものに!
耐えに耐えてきたコンスタンス。ここで、息子にために、表舞台に出ることを決めます

リチャード1世ジョンの手からブルターニュを返してくれた恩人。
しかし、本当は、自分の領土にしようとしていたのだ。決して、信用はできない。
コンスタンスは、リチャードが十字軍遠征中に、フランス王フィリップ2世に息子
アルテュール1世の貢献人になって欲しいと頼みます。
もちろん、フィリップ2世の答えはOUI(Yes)。幼いアルテュール1世を騎士となるために
自ら教育します。ここで、アルテュール1世はフランス側の人物となるわけです

フィリップ2世リチャード1世の中は益々悪くなった時、
アルテュール1世フィリップ2世とともに、リチャード1世討伐のため
戦います。

「アルテュール1世、誰のおかげでブルターニュの地を継承できたと思っている!!
おのれ、コンスタンスめ!!!」
リチャード1世の心情は穏やかではなかったでしょうね。
リチャード1世は、アルテュール1世率いる軍の矢にかかって戦死します。
自分のために働いてくれると思ったアルテュール1世に反対にやられてしまう…
皮肉な話ですね

リチャード1世には、子供がいませんでした。本来ならば、甥のアルテュール1世
王となるべき存在だったのですが、アルテュール1世はフランス側の人物となり、
イングランド王位を継承することはできません。そこで、ジョンが王となることになったのです

ブルターニュから嫁いで、ブルターニュの地、息子を
我慢、我慢の連続で守り続けたコンスタンス。彼女のおかげで
今のブルターニュはあるのですね。

さあ、ジョンVS フィリップ2世&アルテュール1世の
戦い、どうなるのでしょうか?

次回をお楽しみに☆
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by cuicuifrancais | 2010-05-13 07:56 | フランスの歴史
さあ、前回は、大変なことになってしまいましたね
フィリップ2世(尊厳王)は、うまいこと、ヘンリー(のちのリチャード1世)
に近づきますが、しかし、失敗。かえって、うまく使われ、
リチャード1世の力を増大させてしまいました。
そこで、弟のジョンに近づき、リチャード1世を倒そうとしましたが…
さて、その後、どうなるのでしょうか?

リチャード1世がオーストリアで捕虜になり、
有頂天になっていたのも束の間。リチャード1世は釈放
フィリップ2世は、ジョン
「悪魔が解き放たれた。気をつけろ!!」
と手紙を書いたのですが、時すでに遅し。
大急ぎでイギリスに帰還したリチャード1世
ジョンは簡単に屈服させられてしまいました

「ジョン、情けない奴め!!」

もうこうなったら、
フィリップ2世(尊厳王)リチャード1世の直接対決です
リチャード1世は自分が捕虜の間に、フィリップ2世(尊厳王)
うまいこと奪われた領地を取り戻しに、フランスに渡ってきました。
こうなったら、両者戦うしかありません

この戦いの勝利は、わがフランス、フィリップ2世(尊厳王)。
リチャード1世は鎧を取った際に、矢が刺さり、その傷が致命的になり
あっけなく戦死してしまいます

これで満足するフィリップ2世(尊厳王)ではありません。
リチャード1世の後継者が、あの、あっけなくまたリチャード1世
屈したジョンだったからです。
「あいつ、王の座とあの領土を、わがものをするつもりだな!!」

ジョンはもちろん、慌てます
あの計算高いフィリップ2世のこと。
何をしかけてくるか分かりません。

案の定、ジョンに試練が訪れます
ジョンは、もともとフランスのラマルシュ伯爵の娘と婚約をしていました。
しかし、こんな戦いの中、結婚はできず、なんとその間に、
イギリスの中で力あるアングレーズ伯爵の娘と結婚していたのです!!
この結婚で、イギリス側での絆を深め、イギリス領土を守ろうとしたわけです

もちろん、この結婚に、フィリップ2世が納得するわけがありません。
フィリップ2世は、うまくラマルシュ伯爵令嬢を使い、ジョンを訴えることに決めます

「ジョン、ラマルシュ伯爵令嬢を裏切ったのですね。
令嬢は泣いてますよ。かわいそうに…こんな仕打ちはないでしょう?
和解?もちろん、和解できますが、条件があります。大した条件ではありません。
あなた方の母、アリエノールは、もとは、私の父の妻でした。ご存じですね。
アリエノールがもっていた地は、もとは、われわれフランスの領土なのです。
フランスの地、戻して頂けますね」

ジョンはうろたえます。しかし、答えはもちろんNO!
「フィリップ2世、私は、アングレーズ嬢を愛しています。愛する人と結婚した。
それまでのこと。なにも、成敗されることはないのですよ。領土の問題ではありません
イギリス領はイギリス領のままです」

「では、仕方ないですね…」
と、今度は、フィリップ2世ジョンの戦いが始まります

さあ、今度はどんな結末がまっているのでしょうか?
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by cuicuifrancais | 2010-05-13 07:43 | フランスの歴史