2015年 03月 24日
プリンセス物語2 アデライード・ド・パリ
プリンセス物語2◆アデライード・ド・パリ(Adélaïde de Paris)
1では初代西フランク王シャルル2世(禿頭王)の母、ジュディットのお話をしました。今回は、ジュディットの息子シャルル2世の息子ルイ2世(吃音王)に嫁いだアデライードのお話。
アデライードは、当時首都であったパリを守るパリ伯の家柄。良家の娘でした。
シャルル2世が是非、うちの息子ルイ2世の嫁に…と熱く望まれて嫁いだものの…
なんと!ルイ2世は16歳の時に20歳年上のアンスガルドと秘密結婚していて、すでに3人も子供がいたのです!!嫁いでビックリ仰天!おまけにアンスガルドには息子がすでに2人…アデライードにはなかなか息子ができず…妊娠中に夫ルイ2世は死去。
お腹の子が男子とは分からないので、その間に、アンスガルドは息子2人(ルイ3世とカルロマン)を王に即位してしまいます…
生まれた子は男児でシャルル3世と名付けられたものの…王にはなれず仕舞い。17年後にやっと息子シャルル3世は王になり、それを見届けて死去。
とんでもないところに嫁がされ、息子に一生を捧げた王妃でした
