フランスの歴史32 大丈夫?ヴァロワ朝
前回は、ついにカペー朝の血が途絶え、ヴァロワ家の
王家が始まりました
ヴァロワ朝初代王はカペー家
最後の王シャルル4世の従兄弟フィリップ6世
いろいろカペー朝の問題がありましたが
1328年やっと、王として即位。やれやれ…というところでしたが…
その1年前、とんでもないことがイギリスで起こっていたのです
イギリスのことを思い出してみましょう
シャルル4世の妹イザベルがイギリスのエドワード2世と結婚して
イギリスに嫁いでいますね
エドワード2世のこと、覚えていますか?
同性愛者で、暴力、暴言は当たり前。夫としては最悪でした
もちろん、イザベルも夫エドワード2世のことなんか愛してはいませんでした
挙句の果てに、エドワード2世はフランスの王位継承権を持ちだし、
兄シャルル4世の怒りをかうハメに…エドワード2世はシャルル4世に敗北
しかし、シャルル4世はイザベルのことを思い、二人の間の子
エドワード3世と和睦し、フランスとイギリスの仲は保たれていたのです
カペー朝がうまくやってくれていたので、まあ、イギリスとの仲でもめる
ことはないだろう…そうたかをくくっていたフィリップ6世にとんでもない
知らせが!!
なんと、イザベルには愛人がいて、その愛人とともに、夫エドワード2世を廃位
二人で、権力を握り、エドワード2世の兄弟を処刑…
息子エドワード3世はこれに激怒。母イザベルを終身幽閉、愛人を死刑にします
義理姉たちの不貞を父フィリップ4世に知らせたイザベルが、こんな時に不貞とは…
母も愛人も廃したエドワード3世はフランスにも大きく出てきます。
王位継承権を主張し始めたのです。
イギリスとは問題がないと思っていたのに!!
早速、初代王フィリップ6世は大きな壁にぶちあたります
どうしたものか…?フィリップ6世は悩みます
そんな時、エドワード3世はスコットランドと戦争中
少し、考える時間ができ、ちょっと一息。
そんな矢先、そのエドワード3世がスコットランドに敗北し、
なんと助けを求めてきたのです
「助けてください…」
「なーんだか、むしのいい奴だな…気に食わないが、まあ
ここで恩を売っておこう」とフィリップ6世は、一度、
エドワード3世を助けます
調子のいいエドワード3世は
「王は、なんといってもフィリップ6世さんだけですよ♪」
あっさりと王位継承権は放棄して、フィリップ6世に従うと言うのです
「またまた、単純な奴だな…まあ、従うって言っているし、
いいだろう、一件落着だ。しかし、信じていいものか」と…
まあ、悩みは残ったものの、ことは終わったように見えたのです…
しかし、次は、スコットランドの王デヴィット2世がフランスに亡命を願い出てきたのです
フィリップ6世は、デヴィット2世を大歓迎
「あの、うさんくいさいエドワード3世が攻めてきた際には、
是非、一緒に組みましょう。デヴィット2世さん
あなたと組めば勝てます。運が向いてきたぞーー!!」
これを見たエドワード3世は激怒!!
「おい、フィリップ6世、俺を裏切ったな。俺は、お前に従うと
言ったはずだ。おまえみたいに、信頼のおけない奴は王の資格がない。
やはり、フランスの王の座は俺によこせ!」
1337年エドワード3世はフランスへの攻撃を始めたのです。
これが、かの有名は100年戦争の始まりです…ヴァロア朝初代王
が自ら、100年戦争の引き金を引いてしまったのです
ついに、仏・英はただならない関係に…
大丈夫?フランス・ヴァロワ朝??
王家が始まりました
ヴァロワ朝初代王はカペー家
最後の王シャルル4世の従兄弟フィリップ6世
いろいろカペー朝の問題がありましたが
1328年やっと、王として即位。やれやれ…というところでしたが…
その1年前、とんでもないことがイギリスで起こっていたのです
イギリスのことを思い出してみましょう
シャルル4世の妹イザベルがイギリスのエドワード2世と結婚して
イギリスに嫁いでいますね
エドワード2世のこと、覚えていますか?
同性愛者で、暴力、暴言は当たり前。夫としては最悪でした
もちろん、イザベルも夫エドワード2世のことなんか愛してはいませんでした
挙句の果てに、エドワード2世はフランスの王位継承権を持ちだし、
兄シャルル4世の怒りをかうハメに…エドワード2世はシャルル4世に敗北
しかし、シャルル4世はイザベルのことを思い、二人の間の子
エドワード3世と和睦し、フランスとイギリスの仲は保たれていたのです
カペー朝がうまくやってくれていたので、まあ、イギリスとの仲でもめる
ことはないだろう…そうたかをくくっていたフィリップ6世にとんでもない
知らせが!!
なんと、イザベルには愛人がいて、その愛人とともに、夫エドワード2世を廃位
二人で、権力を握り、エドワード2世の兄弟を処刑…
息子エドワード3世はこれに激怒。母イザベルを終身幽閉、愛人を死刑にします
義理姉たちの不貞を父フィリップ4世に知らせたイザベルが、こんな時に不貞とは…
母も愛人も廃したエドワード3世はフランスにも大きく出てきます。
王位継承権を主張し始めたのです。
イギリスとは問題がないと思っていたのに!!
早速、初代王フィリップ6世は大きな壁にぶちあたります
どうしたものか…?フィリップ6世は悩みます
そんな時、エドワード3世はスコットランドと戦争中
少し、考える時間ができ、ちょっと一息。
そんな矢先、そのエドワード3世がスコットランドに敗北し、
なんと助けを求めてきたのです
「助けてください…」
「なーんだか、むしのいい奴だな…気に食わないが、まあ
ここで恩を売っておこう」とフィリップ6世は、一度、
エドワード3世を助けます
調子のいいエドワード3世は
「王は、なんといってもフィリップ6世さんだけですよ♪」
あっさりと王位継承権は放棄して、フィリップ6世に従うと言うのです
「またまた、単純な奴だな…まあ、従うって言っているし、
いいだろう、一件落着だ。しかし、信じていいものか」と…
まあ、悩みは残ったものの、ことは終わったように見えたのです…
しかし、次は、スコットランドの王デヴィット2世がフランスに亡命を願い出てきたのです
フィリップ6世は、デヴィット2世を大歓迎
「あの、うさんくいさいエドワード3世が攻めてきた際には、
是非、一緒に組みましょう。デヴィット2世さん
あなたと組めば勝てます。運が向いてきたぞーー!!」
これを見たエドワード3世は激怒!!
「おい、フィリップ6世、俺を裏切ったな。俺は、お前に従うと
言ったはずだ。おまえみたいに、信頼のおけない奴は王の資格がない。
やはり、フランスの王の座は俺によこせ!」
1337年エドワード3世はフランスへの攻撃を始めたのです。
これが、かの有名は100年戦争の始まりです…ヴァロア朝初代王
が自ら、100年戦争の引き金を引いてしまったのです
ついに、仏・英はただならない関係に…
大丈夫?フランス・ヴァロワ朝??
by cuicuifrancais
| 2011-03-30 19:28
| フランスの歴史
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