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フランスの歴史28 テンプル騎士団VSフィリップ4世

前回は、フィリップ4世と教皇ボニファティウス8世
戦いのお話をしましたね。

これは、フィリップ4世の勝ち。その後は、
クレメンス5世から後6人の教皇が70年間の間
フランス、アヴィニョンの土地に滞在し、
フランス王の支配下に置かれることになったのです

フランドルの土地は手に入れることが
できなかったフィリップ4世ですが、
教皇の権力は奪うことができました。

しかし、もう1つフィリップ4世
気に食わないことが…
それは、テンプル騎士団です

テンプル騎士団とは何なのでしょうか?
歴史は第1回十字軍遠征にさかのぼります
そもそも、十字軍の話をみなさん覚えていますか?
忘れてしまった方は、CuiCuブログを見てみましょう

http://chezcuicui.exblog.jp/13189397/

そうです、聖地エルサレムがイスラムに
奪われようとした際、「神の御心のままに!」と
各国がこぞって、エルサレムに向かい、
巡礼者が巡礼できるよう、聖地奪回のために戦ったのですね

フィリップ4世の祖父ルイ9世は第7回十字軍、第8回十字軍
に出兵し、命をかけて、聖地そして神のためにたたかったのです。

テンプル騎士団は、第1回十字軍遠征の際に
ユーグ・ド・バイヤンというフランス貴族が9名騎士を集めて
巡礼者の保護を目的に戦闘活動を始めたのが始まりです

目的はあくまで「戦闘」。神にそむく者はすべて殺害する…という
ちょっと怖い思想をもつ団体でした。
十字軍にとっては、好都合。しかし、相手方にとっては、怖い存在でした

第3回十字軍の最大のライバルであったイスラム側のサラディン
フィリップ2世、イギリス王リチャード1世が戦った相手です)
サラディンは、フランス、イギリスの捕虜は殺さないと約束。
その彼さえも、テンプル騎士団だけは、
全員殺害するよう命を出したのです。
いかにテンプル騎士団が恐れられ、
また戦闘意識が高かったから分かりますね

とにかく、戦いのプロですので、十字軍での働きは相当なもの。
戦いの旅に、土地やお金など、たくさんの褒美をもらい、騎士団は
とても裕福な団体となっていきます。

そこで、世の中は、フィリップ4世の時代
祖父の代での十字軍遠征で、莫大なお金を使い、
王家は財政的に厳しい環境だったのです。

「うーん、教皇からは税金をもらうことになったし…
次は、そうだな、テンプル騎士団だな」
とフィリップ4世の目がテンプル騎士団に向いたのです

当時、テンプル騎士団と聖ヨハネ騎士団と騎士団が2つありました
この騎士団を自分の命令で合併させ、合併後、自ら、騎士団長となり
中のお金を自由に使おうと考えたのです。
しかし、フィリップ4世という男。ほんとにせいこですね!!
こんな話に、いい大人がのるはずがありません。
もちろん、テンプル騎士団の団長の答えはNo!!!

「断るなんて、バカだなー」とフィリップ4世

フィリップ4世は自分のいいなりになる教皇クレメンス5世を訪ねます。

「クレメンスさん、何だかテンプル騎士団
入会の際に、怪しい儀式をしているらしいのですよ。
これは、反キリスト教への誓いであり、悪魔崇拝です。
テンプル騎士団を異端者として
異端心の審問にかけたいので、ここに署名してください。いいですね」

「いや、しかし…フィリップ4世さま。テンプル騎士団はイエス・キリストのため
に命をかけ、今まで戦ってきているのですよ…異端なんて…」

「では、あなたも火あぶりの刑ですか?」

クレメンス5世は署名をし、今後、テンプル騎士団を禁止します
もう、フィリップ4世に逆らえる人は誰もいないのです

テンプル騎士団は、一斉に逮捕、そして、処刑。
フィリップ4世がお金欲しさにテンプル騎士団を弾圧してことを知っていた団長は、口封じのため、生きたまま火あぶりとされたのです

神のために、戦い、それだけを目的にしてきたテンプル騎士団彼らは、汚名を着せられたまま死を迎えたのです

1907年ドイツの歴史学者によって、やっと
テンプル騎士団フィリップ4世の罠により汚名を着せられた…とされ、やっと名誉回復に至るのです
この歴史的発見により、フィリップ4世は、後世に類のない悪名
を残すことになったのです

次は、フィリップ4世の長男、ルイ10世が次の王となります
しかし、王家に大変なことが起こります
フランス王家継承なるか!!
次回をお楽しみに★

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by cuicuifrancais | 2011-02-04 10:36 | フランスの歴史