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フランスの歴史23 泣きっ面に蜂のルイ9世

前回は、以下にルイ9世が苦労症かをお話しました。
親戚のいざこざ、母の恋人とのいざこざ…
数々の苦労を超えてきたにも関わらず、彼には、これでもかっ!
という苦労が待っているのです。

ルイ9世はその熱い信仰心から、第7回十字軍を主導し、
エルサレムを攻撃することを決めます

ここで十字軍のおさらいをしましょう

★第1回
聖地エルサレムが、イスラムに攻撃されたのを嘆き、
ウルバヌス2世が各国の騎士に声をかけ、騎士がエルサレムをめざしたのでした。
その時のフランスの王は、フリップ1世
しかし、フィリップ1世は再婚相手をウルバヌス2世に認めてもらえず、破門。
結局、第1回十字軍にフランスは加わりませんでした

★第2回
フランスの王は、ルイ7世。そう、あのアキテーヌのアリエノールと結婚した王です。
ルイ7世も信仰心に熱い人で、第2回十字軍を自ら率いてエルサレムに向かいます。
しかし、この間に、アリエノールは、イングランド王ヘンリー2世のもとへ…
また、この十字軍は敗北に終わり、何もいいことがなかったのです

★第3回
この時の王は、みなさんおなじみ、フィリップ2世。あのリチャード1世
ずっと争っていた王です。この時は、2人に仲はどうあれ、二人とも勇敢な優れた騎士。
エルサレムの一部アッコンを奪回します。
しかし、この後、信仰心の薄かったフィリップ2世は帰国。
残ったリチャード1世は捕虜になってしまうという事態を招きます
ロビンフッドの舞台は、この時代です

★第4回
この時はフランスは参戦せず。

★第5回
あまりにも、イギリス、ドイツ、フランスの大国が、十字軍を遠征させないので、
一般市民が、起こした十字軍。このころ、エルサレム近辺には、エジプトの力が
及んでおり、エジプトを攻めることに…しかし、エジプトのナイル川に脅威に
結局、敗北。

★第6回
神聖ローマ帝国のフリードリヒ2世が主導となった十字軍
しかし、このフリードリヒ2世武力は一切使わず、交渉で、
エルサレムへの巡礼の道をキリスト教徒に10年間解放させる
すっごい!!と思うのですが、当時は、イスラム教徒を排除することが
神の命と信じられていたために、このフリードリヒ2世の評価は散々な
ものでした。その時の教皇は、フリードリヒ2世をキリスト信者とは認めない
と言い、二人の仲は険悪に…
しかし、ルイ9世は、「神に仕えている2人が喧嘩していては
どうにもなりませんよ。どうか、ここは、神の名において、仲直りしてください」
とこの二人の仲を取り持ったのです


さあ、次は、★第7回十字軍
ここで、ルイ9世の登場です。

久々の大国率いる十字軍に各国のキリスト教徒
の期待はとても大きいものでした。
その大きな期待にこたえるがごとく、
フランスは、船で、まず、エジプトを目指すことを計画。

しかし、海に慣れていないフランス軍。
海洋都市国家であったジェノバを頼るしかありませんでした。
ジェノバに教えられたように、マルセイユの隣になるエーグモルトを
改造して港にし、船をジェノバに借りて出航。
なんだか、ちょっと大丈夫??という始まりだったのです。

やっぱり良くない予想は大当たり。船に慣れていないフランス軍は
ナイル川沿いのマンスーラでの戦いにて大敗北。
ルイ9世をはじめ、身分の高い貴族全員が捕虜になってしまったのです。
ほとんど、みんな捕虜になり、マンスーラでは、捕虜を収容できず、
カイロまで連行されるのです。

王がカイロに連行された!このニュースは、キリスト教信者の心に
大きな不安を与えました。


ルイ9世は、最後の最後に、莫大な身代金を支払い帰国します
「部下が自由の身になるまで、帰国はしない」そう言って、
自分は最後に帰国したのです。苦労している人間は違いますね

この失態に、ルイ9世自身も気落ちしてしまったのです。
「神もこんな私をどうぞ、お許しください
このままでは、神の地、エルサレムが奪われてしまう!!
何とかして、エルサレムの地を守らなければ!!」

★第8回
再度、老体に鞭を打ち、ルイ9世は十字軍を結成し、遠征します
ナイル川での失敗を学び、今度は、アフリカ大陸からエジプトを目指すという
大胆な計画でした。しかし、アフリカの水の劣化と熱さで病に倒れ、死去。

ほとんどの人生を神にささげた一生でした
若いころは、母と恋人の間で苦労し
もの心ついた時には、神に身をささげ
神のために、捕虜になり、
嘆く部下を励まし、かばい、
神のために死ぬ
そんな一生でした

この第8回の十字軍が、西欧からの最後の十字軍となったのです。
この時一緒に遠征していた息子フィリップ3世が帰国し
次の王となります

さあ、信仰深いルイ9世の息子フィリップ3世
どんな人なのでしょうか?

次回をお楽しみに★

*下に広告が記載されることがありますが、CuiCuiと関係ありません
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by cuicuifrancais | 2010-10-05 14:31 | フランスの歴史