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フランスの歴史 フィリップ2世の恋18

前回は、最終的にリチャードを倒した、リチャードジョンの甥
アルテュール1世の話をしましたね。

リチャードは戦死、その後、イギリスの王位継承権のあった
アルテュール1世は、母コンスタンスのはからいで、
フランスの王フィリップ2世のもとへ。
伯父のリチャードに弓を向けることになったのです
フランスフィリップ2世側についたアルテュール1世
そして、それを許すわけのないリチャードの弟ジョン
戦いは続きます

フィリップ2世の結婚生活■

しかし、今さらながら、フィリップ2世には悩ましいことがあったのです。

1つ目:十字軍に興味がなかったため、ローマ教皇との仲がイマイチであること。

覚えていますか?フィリップ2世が十字軍に参加して、リチャードと遭遇し、
リチャードの行いが気に食わないと、さっさとフランスに帰ってしまいました。
神のために、働いているのに、ワガママ抜き出しのこの態度は、全くけしからん行為なわけです。
教皇もこのフィリップ2世の信仰心のなさ、妙に現実的である部分が気に入ってませんでした

2つ目は、妻アニエスが教皇に認められていない妻であること

これはどういうことでしょうか?
フィリップ2世は、イザベルという女性と結婚しました。その際イザベルは10歳!!
息子ルイが二人の間に生まれますが、イザベルは19歳で死去。
その後、フィリップ2世は、デンマーク王の娘インゲボルグと結婚。

「こんな美しい女性は見たことがありません、なんとお幸せな!」
と誰もが、フィリップ2世に言うのですが…

「悪いが、結婚は無効にしてくれ。ベッドに一緒にいても全く気がそそられないんだ。
あれは、魔女ではないか??」

「なんですって!!私が魔女??悪いのは、王自身ではありませんか?
こんな屈辱な目にあわされて、国に帰るわけ、行きません。訴えてやります」

と、フィリップ2世インゲボルグに訴えられてしまいます。
もちろん、こんなバカなはなし教皇は認めません。「二人一緒に住むように」と
教皇は、フィリップ2世を諭します。しかし、全くフィリップ2世は言うことを聞かず、
教皇とインゲボルグを無視。これでは、話になりません。

フィリップ2世は花の独身の身。そんな中、アニエスという女性と結婚し、
男の子までもうけます。しかし、教皇をはじめ周りは、アニエスとの結婚を認めていません。

そんな中、ジョンとの抗争が激しくなってきたのです。
こんな時、教皇に嫌われているのは、得策ではありません。

どうしたものか…アニエスには、子供までいる。しかし、ここでジョン
負けるわけにはいかない!
フィリップ2世は、「教皇、私が間違っておりました。魔女はアニエスの方です。
私の心をつかんで離さず、道に迷わせたのはアニエス。教皇のおっしゃる通り、
アニエスとは別れます。今後もご指導を賜りたく存じます」

これを知ったアニエスの失望は並み大抵のものではありませんでした。
「これは、教皇の目をそらすためのこと、王はきっと戻っていらっしゃいます」
「いいえ、王は私を捨てたのです。戻ってなんか来ません。王は、私よりも国が大事なのです」
アニエスは失意のうちに、病死してしまいます

フィリップ2世ってひどい男!!
実際、フィリップ2世アニエスの死後、何を思ったのでしょうね…
こんな言葉を残しています
「イスラム教徒がうらやましい…教皇がいないのだからね…」

ここで、教皇をバックに付け、ジョンを攻めることができる
でも、愛する人を失ってしまった…
王とは大変なものですね

ここまでの犠牲を払ったフィリップ2世ジョンには決して負けるわけにはいきません
しかし、フィリップ2世に、更に悲しい知らせが
待ち受けているのです

次回をお楽しみに★
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by cuicuifrancais | 2010-09-09 10:45 | フランスの歴史