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フランスの歴史15 だまして、だまされて…

前回は、ルイ7世(若年王)が妻アリエノールに浮気をされ…
挙句、イギリス側に多くの領土がわたってしまった
という、泣きっ面に蜂のような話でしたね。

この泣きっ面に蜂の ルイ7世(若年王)
頼りは、最後に生まれたたった一人の男児
フィリップ2世。この子の愛称は尊厳王。
かなり期待できる名ですね★

さて、このフィリップ2世(尊厳王)は、15才で即位。
フランス領土の1/3はイギリス側のもの…という過酷な
状況下でのスタートでした。

ここで、さすが尊厳王。よくイギリスを観察。
ルイ7世のもと妻アリエノール。
ヘンリー2世と結婚後、
1:ヘンリー
2:リチャード
3:ジェフリー
4:ジョン
と4人も息子を出産。
男児が多いと家の繁栄になりますが、
男児の多い家庭は、喧嘩が絶えないですよね。
それは、今も昔も同じこと。

長男ヘンリーを後継者と決めたものの、
リチャード、ジェフリー、ジョンは納得がいきません。とにかく兄弟4人そして、父ヘンリー2世を巻き込んだ兄弟喧嘩、親子喧嘩が絶えませんでした。

一人息子で喧嘩知らずのフィリップ2世(尊厳王)
これは、使えるな…と判断。長男ヘンリーが後継者になったことを
最も良く思っていない次男リチャードに近づきます

「長男ヘンリーよりも才能のある君を差し置いて、君の父上は間違っている。
私と一緒に戦って、平和な世を作ろう!!」

リチャードをそそのかし、ヘンリー2世(尊厳王)へ謀反をはたらかせ、協力して、
まんまとヘンリー2世を死へ追いやります。

リチャードをうまく抱え込み、さあ、フランス領土を取り戻そう…という
矢先。リチャードから、絶縁状が!!
フィリップ2世よ。長男ヘンリーは死に、私は王となった。私は今日から
リチャード1世である。領土は誰にも渡さない!!」

利用したと思っていたら、反対に、利用されていたのです!!
フィリップ2世(尊厳王)、これでは、引き下がれません

しかし、この時期、グレゴリウス8世より、
リチャード1世にもフィリップ2世(尊厳王)にも、第3回十字軍参加への要請が。
2人は怪しい関係のまま、聖地奪回へと向かいます

戦地、アッコンにて、二人は再び顔を合わすこととなります。
しかし、この戦いは、聖地奪回のため。二人の戦いではありません。
ここは、神の御心のまま、フィリップ2世(尊厳王)率いるフランス軍
リチャード1世率いるイギリス軍、レオポルト5世率いるオーストリア軍3軍が力を合わせ、アッコンを制圧します。

3軍力を合わせて、制圧したのだから、3国の国旗を掲げるべきだ…
その意見にリチャード1世は猛反対。イギリス軍の旗だけを掲げてしまったのです。
これでは、教皇にフランス、オーストリアの功績を認めてもらうことが
できません。フィリップ2世(尊厳王)、レオポルト5世は憤慨して、
リチャード1世を残し、さっさと帰国します。

フランスにもどると、すぐにフィリップ2世(尊厳王)は動き出します。
イギリスにいるリチャード1世の末弟ジョンに近づきます。
リチャードを倒して、王になりたいなら、おまえに力を貸そう!!」
ジョンは同意して、フィリップ2世(尊厳王)と手を組みます

ジョンの動きを知ったリチャード1世は、激怒。すぐに、イギリスへ帰ろうと
したのですが、運悪くオーストリアで、船が沈没。
そこにいたのは、なんと、レオポルト5世。
「アッコンでは、随分と馬鹿にしてくれたな!!」と
リチャード1世を捕虜とします。

「しめしめ、馬鹿なリチャードめ!」とフィリップ2世(尊厳王)
レオポルト5世に手紙を書きます
「その節はお世話になりました。リチャードは冷酷極まりない人間。
どうぞ、そのまま捕虜にしてください。イギリス、フランスの和平に
力をお貸しください」

しかし、リチャード1世は釈放…
なんで!!!

ィリップ2世は、ジョンに手紙を書きます
「悪魔が解き放たれた。気をつけろ!!」

さあ、なんともややこしい話になってきましたね…
フィリップ2世(尊厳王)は、フランス領土を
取り返すことができるのでしょうか?

次回をお楽しみに★

★ロビンフッド★

みなさん、ロビンフッドの話、ご存じですよね。
このロビンが活躍する時代は、まさに、このリチャード1世
十字軍に遠征している際のお話なんです。
CuiCuiの中では、リチャード1世はあまり良い人物に描かれていませんが、
ロビンフッドの中では、尊敬にあたいする王として描かれています。
神と平和のため、リチャード1世が十字軍で戦っている最中、
末弟ジョンが、フィリップ2世と組んで、イギリスを欲しいままにしている
その暴政を許すまい!!とロビンは戦っているのです。
そんな歴史が分かってみるロビンフッドは、ちょっとおもしろいと思いますよ★
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by cuicuifrancais | 2010-04-23 08:36 | フランスの歴史