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プリンセス物語14 ルイ7世の長女 マリー・ド・フランス

プリンセス物語14 ルイ7世の長女 マリー・ド・フランス

ルイ7世の家庭は何とも複雑ですね。
妻アリエノールとの間に
★長女 マリー 1145年生まれ
次女 アリックス 1150年生まれ
妻2コンスタンスとの間に
長女 マルグリット 1158年生まれ
次女 アデル 1160年生まれ
妻3アデルとの間に
☆長男 フィリップ 1165年生まれ
長女 アニエス 1171年生まれ
とこんなにも、異母兄弟がいるのです…

長女マリーと長男フィリップの年の差は20歳。マリーと夫シャンパーニュ伯アンリ1世との
間の長男アンリ2世は、1166年生まれなので、息子と異母兄弟がほぼ同い年ということになります。この時代、同じ父と持つ仲とはいえ、敵同士…ということは当たり前。マリーとフィリップも決して仲が良くはありませんでした。

1164年にマリーが19歳の時に、シャンパーニュ伯アンリ1世と結婚。長男アンリ2世をもうけ、
そして、アンリ2世にふさわしいお妃が見つかります。前の王家カロリング朝の末裔である
イザベル・エノー(1170年生まれ)。息子アンリ2世と、年ごろも、また家柄もピッタリの
仲。これで、安泰と思っていたら、マリーの身に踏んだり蹴ったりなことがたて続きに起こります。1180年、フランスの父ルイ7世が亡くなり、異母兄弟フィリップが、即位。フランス王フィリップ2世となります。王になった途端、息子アンリ2世の婚約者イザベル・エノー(当時10歳)と、結婚してしまったのです!1181年、頼りの夫シャンパーニュ伯アンリ1世が死去。もう、どうしていいのか分かりません…フィリップ2世に従うしかなくなってしまいました

そんな中、マリーの慰めは、文学。多くの作家が彼女の宮廷に仕えていました。
その中で、もっとも注目されていた物語作家は、クレチアン・ド・トロワ。
多くの中世を舞台にした、騎士の剣、愛、冒険、を描いた壮大な物語を書いています。
(獅子の騎士、荷車の騎士、聖杯物語など)ぜひ、図書館で読んでみてください
その中で、おすすめは、「荷車の騎士」宮廷の不倫物語なのですが…クレチアン・ド・トロワは
あまり不倫物は好きではなかったのですが、マリーを題材にして描いたと言われています

えっ!!不倫??誰と?と思いますよね…そう、この不倫、意外と知られた事実なのです。
さあ、相手は誰でしょうか? アリエノールとイギリス王ヘンリー2世との間の三男リチャード(1157年生まれ)です。異父兄弟で12歳年下の男性!うーん、いいですね!!
リチャードは、その騎士としてのまっすぐな勇敢さが讃えられ、獅子心王とも呼ばれていました。マリーが好きになるもの無理はないですね。リチャードも、派手さはなくも、芯が強く、賢いマリーのことは慕っていたのでしょうね。

リチャードは、十字軍の帰りにオーストリア軍の捕虜となり、幽閉されてしまいます。
部下はリチャードを探しに探します。すると、ある塔から、歌が聞こえてきたのです。
Ja nuns hons pris という有名な歌。マリーに捧げた歌であり、これを聞いた部下が、
リチャードの居場所を突き止めたのです。歌詞の中にある「詩をうたって、自らを慰めることが
できる」は、好きだったマリーが教えてくれたことなのかもしれないですね
https://www.youtube.com/watch?v=5Mth1M7787Q
(歌を聞いてみたい方、ぜひ、聞いてみてください)
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by cuicuifrancais | 2017-01-19 09:34 | プリンセス物語