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フランスの歴史第34回  賢明王におまかせ

フランスの歴史34 賢明王におまかせ


さあ、フランスはどうなっていくのでしょうか?
イギリスの脅威に打ち勝てるのか??
フランス王家ヴァロワ朝を見てみましょう

カペー朝からヴァロア朝に政権がうつり…
期待をしたものの…期待はずれな政治がばかり

ヴァロア朝初代王はフィリップ6世
しかし、イギリスには、フランス人の母をもつエドワード3世
がフランス王の継承権を主張…
1度は和解したものの、フィリップ6世がエドワード3世の強敵
スコットランド王をフランスに保護したため、エドワード3世は激怒
ついに100年戦争が勃発してしまうのです…
フランス歴史上最悪な事態となってしまいました…

1346年クレシ―の戦い 勝利はイギリス
大敗北で、フィリップ6世はかなり落胆…
政治も乱れ、国も混乱し、フィリップ6世はそんな中早々病死で死去

1350年混乱の中、息子のジャン2世が王に即位
しかし、1356年ポワティエの戦いでジャン2世は捕虜に…

あっという間にフランスは、王不在となってしまったのです…
「なんということだ…父が捕虜に…」
ここで、王太子であった18歳の若きシャルル5世が王に即位

しかし、この時のフランスは最悪の状態
■重なる戦争で、財政は枯渇
■イギリスには、しつこいエドワード3世
■スぺインには、やはりフランスの王位継承をねらうカルロス2世
■パリには、王政権に反抗する市民指揮者エティエンヌ・マルセル
あちこちに敵がいて、まともに戦っていたら、いくつ体があってももたない…
そんな時にシャルル5世は王になってしまったのです

すぐにシャルル5世を襲ったのは、
貧困で疲弊した農民の大反乱。1358年のジャックリーの乱
主に、フランス北東部で大混乱…
そこに、偉そうに現れたのが、カルロス2世
「オレの土地で何しやがる!!」と主犯者カルルを処刑。
これで反乱は一気に鎮圧
「やっぱり、フランスには俺様がいねーとな!」

そんなカルロス2世に近づく男が…
「カルロスさま、聞いてください。フランスの王シャルル5世は
戦争のための資金として、国民から多くの税を取り立てており、
パリ市民は疲弊しています。どうかカルロス2世さまのお力をお貸しください。
私は、パリで王とは別に、市民から税を集め、市民のためにお金を使おうと
考えております、エティエンヌ・マルセルと申します」
「そうか、俺様を、フランス国民は必要をしているのか」
「そうでございます、是非、パリへお越しください」
しかし、カルロス2世の到着を待たずして、エティエンヌ・マルセルは射殺。
ここでエティエンヌ・マルセルの乱は終了。

カルロス2世の怪しい動きがシャルル5世の頭脳を刺激!!
しかし、このシャルル5世、武芸に関することはすべてダメ…
えー、それじゃあ、カルロス2世に勝てないじゃない…
「敵が疲弊するまで待ちましょう」…えっ…大丈夫なの?

「私は戦いませんからね。でも、強い人を探しましょう。カルロスに勝てる男、知ってますか?」
「黒いブルドッグというあだ名を持つ男がおります」
「おーーー(喜)すぎに来てもらいましょう」
この強い人とは、ブルゴーニュ生まれのベルトラン・デュ・ゲクラン
早速採用。

「まずは、カルロス2世を負かしてくれますか?」
という王の依頼にベルトランは見事にその破壊力を発揮
1364年 ノルマンディーでカルロス2世と戦い、ノルマンディーを制覇
その後は、スペイン軍だけでなく、どんどんイギリス軍をもフランスの地から排除し、
1370年には、王軍事司令官までに出世します
シャルル5世は武芸はダメでも、人を見る目はあったのですね
生涯、べルトランはシャルル5世につかえます

「イギリスの海軍って強いですね…海の男はいないのですか?」
そこで白羽の矢あたったのは、海の知り尽くした男ジャン・ド・ヴィエンヌ
「王様、どう攻撃したらよろしいでしょうか?」
「うーん、派手にやらなくいいですよ、ちょっと嫌がらせしてください」
「嫌がらせですか???」
ジャン・ド・ヴィエンヌはその言葉通りに、イギリス沿岸をまんべんなく
チョコチョコ攻撃。これには、さすがのイギリスも参って、疲弊…
ついに1372年イギリス海軍に勝利
イギリスに占領された土地を取り戻すことに成功するのです
疲労と失意の上、1377年にエドワード3世は死去

これで、
■イギリスには、しつこいエドワード3世 解決済
■スぺインには、やはりフランスの王位継承をねらうスペインのカルロス2世 解決済
■パリには、王政権に反抗する市民指揮者エティエンヌ・マルセル 解決済
■重なる戦争で、財政は枯渇 ←ここが未解決

しかし、大丈夫。なんと言っても、シャルル5世のあだ名は、「賢明王」
とにかく本を読み、知識が豊富。
「武芸は他に人に任せておけばいいのです。私のすることはこれ、です
税制度と貨幣を安定させることなんです」
シャルル5世は税金の父と言われ、財政を確保する税制度を作ります

ただ一つ、解決できない悩みがシャルル5世にはありました
子供のこと。妻との間に9人も子供ができたのですが、成人しているのは2人だけ。
長男のシャルル6世は成人しているものの…ついたあだ名が「狂気王」…
ちょっと、フランス国王として大丈夫なのでしょうか????

そんなさなか、シャルル5世は1380年食中毒で死去
賢明王だったのに、食に対する知識はなかったんですね…残念な結果です…

ついに、シャルル6世(狂気王)の時代がやってきます

狂気と100年戦争…大丈夫なの??フランス…

さあ、次回をお楽しみに★
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by cuicuifrancais | 2011-08-19 15:33 | フランスの歴史